今回ご訪問したのは、山口県にお住まいのTさんのお宅です。
新たな住まいにご入居される際、こだわって探したのはリビング・ダイニングの家具。
ふたりで過ごすメインの空間をまずつくり、
ほかの部屋は時間をかけて必要なものをそろえていくそうです。
すっきり&キレイに暮らすアイデアも教えていただきました。
開放感のあるLDKと窓からの景色のよさが、マンション購入の決め手になったというご夫妻。この空間に置く家具にこだわったそうです。
「最初に買ったのは、手づくりの家具店で見つけた一点物のテレビ台です。それに合わせて家具をそろえていきました」と奥さま。
「このソファは昼寝をテーマにつくられていて、休日によく昼寝をするのでこれに決めました。背もたれが低く、部屋が広く見えるのも気に入りました」とご主人。
ダイニングチェアにもこだわりがあるといいます。
「好きな椅子をそれぞれえらびました。同じ家具店ですが、メーカーは違います。私の椅子は腰を痛めないつくりになっていて、座り心地がとてもいいです」とご主人。
「私の椅子は見た目です(笑)。窓につけたロールカーテンは部屋がすっきり見えるとともに、閉めるとやさしい光が入ってきて、明るさも雰囲気もいいです」と奥さま。
以前のお住まいから引越す際、かなりものを減らしたというご夫妻。ここではものを増やさず、まめな掃除を心がけているそうです。
「住まいが広くなって、コードレス掃除機では途中で充電が切れてしまうのがストレスになり、コードのある掃除機を買いました。2つを使い分けることで掃除しやすく、やる気になりました」と奥さま。
「家事の分担は決まっていなくて、やれるほうがやるというのが我が家のスタイルです」とご主人。
すっきり空間をキープするために、大きな収納を置かないようにしているといいます。
「食器は好きなのですが、食器棚はあえて小さいサイズにして、ここに収まる量以上は増やさないようにしています」と奥さま。
低いタイプにしたことで圧迫感がなく、キッチンの空間も広々としています。
現在はLDKと和室の空間で基本的な生活動線が完結しており、2つの洋室はあまり使用されていないといいます。
「今は和室で寝ていますが、洋室にベッドを置いて、朝日を浴びて起きられるようにしたいです。そうしたら和室にこたつを置くのもいいですし、将来的に和室部分をフローリングにして空間を広く使うのもいいですね」とご主人。
「トイレの扉を引き戸にするのもいいなと、友達の家で見て思いました」と奥さま。
ご入居の際にはオプション工事を行っておらず、「住んでから必要なものがあればプラスしていく」スタイルにしているというご夫妻。焦らずじっくりと、いろいろ考えながら住まいづくりをしていきたいと語ってくださいました。
各部屋の収納スペースはまだまだ余裕がありますが、唯一ぎっしりなのがシューズクローゼット。スニーカーが好きで自然と集まってしまったそうです。
「ここだけはものがたくさんありますが、ふたりともスニーカーが好きなのでいいかなと思っています」とご主人。
奥さまは、ナチュラルなインテリアに合うハーバリウムを飾ることや、手づくり小物をつくるなど、お気に入りのものを少しずつ増やして楽しんでいるといいます。
シンプルで清潔感のある空間のなかに、好きなアイテムで彩りや楽しさをさり気なくプラスしたお住まいは、おふたりらしさにあふれていました。