マンションギャラリーでは、何を見て、何を聞いたらよいでしょう?
とくに初めてのマンション選びでは、
わからないことだらけです。
予算のこと、間取りのこと、周辺環境のこと。
そこで今回は実際にマンションギャラリーを訪れ、
どんなチェックをすればいいのか、
マンションアドバイザーに徹底的に尋ねてみました。
取材先:香川県高松市のサーパスマンションマンションギャラリー

まずは見学する前に。
「こんにちは!」。マンションギャラリーに到着すると、マンションアドバイザーが出迎えてくれました。まずはマンション計画やマンションギャラリー全体の説明を聞きます。
「マンションギャラリーでは部屋の内装だけでなく、マンションの構造や仕様などの見えない部分も各種説明パネルでご確認いただけます。資金計画や間取り選びなどの具体的な相談は、ご見学の後に商談ルームにて承ります」。
そして、アンケートが渡されます。そこには年収や自己資金額などを記入する欄があります。「これは購入プランをより具体的にシミュレーションするためのものです。まったく情報がないと、ご相談に乗ったり、ご提案したりすることができませんので」。個人情報は十分に管理されているとのこと。できるだけ具体的に書くほうが現実的なプランを提案してもらえます。

いよいよ室内の見学へ。
モデルルームは、室内はもちろん玄関やバルコニーまで実際のマンションとほぼ同じようにつくられています。本当のマンションを訪れた気分です。
「間取りが数タイプある場合、モデルルームはすべての間取りが再現されているわけではないので、希望の間取りとどこが違うのか、そのチェックも必要です」。なるほど、見学する側の想像力も必要とのこと。もちろん、イメージがわくようにマンションアドバイザーが丁寧に説明してくれます。

チェックすべきポイントは?
「女性はキッチン、男性は自分の部屋やリビングと、興味のあるところばかりに目が向いがちです。しかし、玄関や廊下、トイレ、バスルームなど日常生活に欠かせない箇所のチェックは重要です」。
美しくコーディネートされたモデルルームのインテリアや設備は、オプション(有償)である場合が多いそうです。この設備はオプションか?は、しっかり確認しましょう。オプションにはわかりやすいところに目印が貼られています。
細かい部分は、実際に住んだ時のことを想像してチェックしましょう。「家の冷蔵庫は置けそうか?」「掃除機用のコンセントはあるか?」「ドアや扉は静かに閉まるか?」今の暮らしを思い返し、モデルルームで再現してもいいでしょう。見学前に自宅の家具の寸法などを記したチェックシートを用意し、確認しながら見学するのも賢い方法です。


見学後、具体的な相談を。
見学の後は、商談ブースで具体的な購入プランを相談します。商談ブースにはパソコンがあり、各階からの眺望写真を確認できるほか、年収や自己資金を入力すれば、修繕積立金や管理費などを含めた月々の支出がわかるローンシミュレーションも用意されています。
そのほかの疑問点も、わかるまでマンションアドバイザーに聞いてみましょう。「想像より高かった」と思うなら、正直にそう言うと、条件にあった間取りやプランを再提案してくれます。


見学前のアドバイス。
● マンションギャラリーは、予約なしで行っても混雑具合によっては十分話を聞くことができますが、電話やホームページから予約をするのがベターです。
● 一方、「まだ購入する気はない」「細かな説明はいらない」という方は、事前にマンションアドバイザーに話をして、リラックスして見学するのがよいでしょう。
