冬が寒い地域に比べ、温暖な気候の地域ほど
「住まいの寒さ対策」が進んでおらず、
特に「住まいの断熱性」の違いが
大きな要因と考えられています。
WHOは、寒さによる健康被害が出ないよう、冬季最低室温18℃以上を保つことを各国に勧告しています。都道府県別に調査をしたところ基準を満たした住まいは少なく、中でも香川は13.1℃と全国で一番低いことがわかりました。
全国約2,200軒の戸建住宅で冬の2週間 室内温度を10分おきに計測
出典:国土交通省 スマートウェルネス住宅等推進調査事業の分析結果
全国約2,200軒の戸建住宅で冬の2週間 室内温度を10分おきに計測
出典:国土交通省 スマートウェルネス住宅等推進調査事業の分析結果
子どもの時から寒い家で生活してきたため、
家の寒さに疑問をもたない人がほとんど。
日本の家特有の寒さのリスクも分かってきました。
暖かくした部屋から寒い浴室やトイレを利用する際に、
温度差から血圧の急激な変動が生じます。
また、足元が寒いほど血圧への影響が大きいと
言われています。
冬暖かく、温度差が少ない住まいが、
健康にやさしい住まいと言えるでしょう。
断熱性能を大幅にアップ
外気に直接触れるガラスは高断熱仕様にすることで
室内温度も空調費用も大きく変わります。
高い断熱性能で住まい全体をムラなく暖かく
部屋の上下温度差を少なくし、
天井から床までほぼ均一な温度を保ちます。
〈リビングの温度分布図〉
エアコンがついていないトイレ、洗面室なども
室温18℃以上となり、暖かく過ごせます。
〈24時にリビングのエアコンを停止し、5時間後の室温分布図〉