マンション選びは10年、20年と住み続けていくうえでも重要です。
でも、意外と忘れられがちなのが「周辺環境」。
通勤や通学に便利でも、住む環境に問題があれば今後の暮らしが台なしになりかねません。
マンション選びの重要なチェックポイントである周辺環境をじっくり考えてみましょう。

大切なのは、見ること、歩くこと。
ライフスタイルが多様化する現代において、万人にとって好立地といえる定義はなくなりつつあります。マンション購入後に後悔しないためにも、マンションギャラリーに出かける際は、周辺の環境をじっくり見て歩くことが重要です。
では、どういったことをチェックしたらいいのでしょうか? 「ただ歩いているだけではその街のことはわかりません。探偵気分で徹底的に調べるくらいの気持ちで歩いてみましょう。大通りだけでなく、裏道を通ってみたり、お店に入って会話を交わしたりすると、街の雰囲気がつかめてくるかもしれません」。

通勤・通学ルートをチェック。
道路は、時間に余裕があれば午前・午後にわけてチェックするとよいでしょう。昼と夜とでは交通量がまったく違うケースもあります。また、ラッシュ時の駅の様子もチェックしたいところ。終電や快速が止まるか、一ヶ月の定期代はいくらか、なども調べておきましょう。
- 会社までのアクセス(行き帰りの交通量は?)
- 通学路(暗い場所はないか? 交通量の多い道路はないか?)
- 未来の通学路(お子さんが通うかもしれない中学校や高校の距離は?)
また、ルートをチェックする時は、家族で歩くとそれぞれの視点でいろんな発見があるかもしれません。時間をかけてじっくり調べてみましょう。

日常生活をチェック。
少々難しいのが、日常生活チェックです。現地を歩きながら、いろんな状況をシミュレーションしてみるとよいでしょう。
- 公共機関、銀行、郵便局はどこか?
- スーパー、コンビニエンスストアは近いか?
- 図書館や塾、スポーツクラブはあるか?
- 日常で必要なものが手に入りやすいか?
住みやすい環境は、家族構成や世代によって異なります。シニアの方なら、医療機関や公共機関にすぐ行ける環境がよいでしょう。共働きの若い夫婦なら、夜遅くまで開いているスーパーやレストラン、コンビニエンスストアなどがあれば便利でしょう。家族構成や世代をもとに、何が必要かを考えてチェックしていきましょう。

街の将来性もチェック。
● 周辺に工事中の建物や建設予定地の空き地があったら、役所の都市計画課や建築審査課などに問い合わせると、その計画がわかります。穴吹工務店のマンションアドバイザーも周辺環境の“生きた情報”を数多くもっているので、気になることは何でも聞いてみるとよいでしょう。
● 10年、20年とその街に暮らしていくことになるので、自分たち家族の未来像を考えながら、周辺環境をしっかりチェックしましょう。

周辺環境を見つめてみましょう。