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※2007年10月10日配信時の記事内容です。
照明は明るさの追求だけではありません。
こんにちは。サーパススケッチ ライターの加藤です。
みなさんは普段、住まいの「照明」についてどれほどの関心をお持ちですか?
私は正直言って、「部屋が明るかったらいいかなあ」という程度の考えだったのですが、照明のお話しを聞くうちに、テーブルの上に置いた食事が照明一つでおいしそうに見えたり、間接照明をほどこすことでリビングがムード溢れる空間に見えたりと、まさに「照明とは室内の演出家」なのだなあということを実感しました。
今回は照明のプロフェッショナルであるヤマギワ株式会社の照明コーディネーターの稲澤美和さん、『サーパスシティ城山公園』のインテリアと照明をコーディネートされたインテリアコーディネーターの三瀬陽子さんにお話を伺ってきました。
■照明効果によって部屋の印象が変わることはなんとなくわかるのですが、照明にはどのような種類がありますか?照明の種類によって心理面で何か変化がありますか?
稲澤:一般家庭で多く使われるのが蛍光灯です。これは高効率、長寿命といった特徴があり、仕事部屋や子供部屋などに使われることが多い照明です。全体を明るく照らす照明として使われ、とても便利な照明ですね。また、リビングやくつろぎの空間には温かい色目で演習性の高い白熱灯、白熱灯でもハロゲン灯を使えば、集光性が高いので料理をおいしく見せることができます。
ヤマギワでは照明の提案として「太陽の光」を手本にしています。昼間は頭の上から白い光で照らします。これには心理的にアクティブになる効果があるようです。ですから仕事部屋や子供部屋には蛍光灯は最適だと思います。夜は白熱灯を使い、赤っぽい光や低い位置のスタンドなどを利用して、リラックスした環境を作るのはいかがでしょう。照明器具を使い分けることによって、自然のリズムを室内で作り出すことが可能です。
「照明でがらりと部屋の印象が変わります。」
と稲澤さん。
■マンションを買ったときには室内に照明はついてきません。 いったいどのようなことを考えて照明を作ればいいのでしょう?また、部屋の特徴にあった照明とはどのようなものでしょう?
稲澤:住空間と照明は「その場所で何をするか」で決まります。照明器具を選ぶ際にも、デザイン性も大切ですが使い勝手で選ぶことをおすすめします。
リビングは家の中で最も多目的な空間です。テレビ、音楽、読書、歓談を楽しみ、時にはお客様も訪れるでしょう。それらの目的に対応するため、2~3種類の照明を基本とするのがよいでしょう。天井灯をベースに、スタンドなどを使った部分照明を加え、用途に応じて雰囲気や役割を変えてみてはいかがでしょうか。
ダイニングではテーブルの上に金属シェードを使うと、ぐっと雰囲気が変わります。金属シェードを使うと空間全体は暗くなりがちですが、食卓の上に光が集まり、食卓を囲む人たちの意識も集中します。とても、お料理がおいしそうに見えますよ。たとえば(右の2枚の写真を参照)、上の照明は部屋を明るく照らし、くつろぐリビングを演出します。また、カーテンも開け外の光を取り入れることで開放感も得られます。下の写真は大切なディナーなど、食事に意識を集中したいときには照明を食事にあてた場合です。照明は食卓から70センチほど上の高さが良いでしょう。あまり低いと、熱も感じますし、頭をぶつけてしまいますからね(笑)。
寝室は心が安らぐ、マイルドな白熱灯が一般的でしょうね。また、子供部屋や書斎は眼の疲れを考えて、明るい照明がよいでしょう。机の上にデスクライトを置くときは、右利きの場合、左手前方から光を照らすと影が出ず快適です。
普段は天井近くのライトで照らし、部屋全体を明るく照らします。
ディナー時には、食卓を囲む人たちの意識を集中する照明を。
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